アクティブシニア「男性」の場合。

私は日々、女性ばかりの環境で仕事をしていて
特に、アクティブシニアと呼ばれる
今まさに、企業が戦略にに必ずと言っていいほど盛り込むターゲット層
それも「女性」に囲まれて
日々、話したり笑ったり
女性アクティブシニアの実態を知る、ある意味エキスパートではないかと
半分本気で思っているのですが
先日、アクティブシニア「男性」のパワーもまた
目の当たりにする機会がありました。
20代の私は、地方を渡り歩いては
その土地に住み込んで、地域密着の仕事をしてきて
行く先々で、地元の方々に可愛がっていただきました。
今も、お付き合いをいただいている方も多く
その中のお一人である、画家の先生が
毎年、所属される会派の展覧会で
上野の美術館までいらっしゃるので
会いに行ってきました。
変わらぬ、力強い画風で
ひときわ大きな作品が貫禄を放っていました。
どの作品も、創作意欲やパワーがひしひしと伝わってくる
大作ばかりで、しばし芸術鑑賞。
先生にお世話になったのは、18年前!とかですので
先生も後期高齢者になられたでしょうか。
ご紹介いただく画家の先生方みなさん
本当にお元気で、現役でご活躍のエネルギーに満ちておられました。
昨年は、作品を鑑賞して
そのまま失礼したのですが
今年は、先生とそのお仲間での、お食事にお誘いいただいており
その前に開かれた、会派の懇親会にもご一緒しました。
会場を埋め尽くすは
まさにアクティブシニアと呼ばれる男性…のみなさま
日頃、全くこうした空気に慣れていないので
私はかなり目が回っていました。
長い式典の後、立食パーティ。
飯能でいえば、マロウドみたいな感じ?
会場にある中華レストランのお食事が、ビュッフェスタイルで出されます。
ホテルのレストランだけに、本格中華は
なっかなかの濃いメニュー。
・・・も。
出されたお食事が、あっという間にカラになっていく~~
みるみるうちに、大皿の料理がなくなって
次々と出てくる、こってりした中華料理!
私の経験的には、立食形式のパーティって
足も疲れるので、あまり食べるというより
グラスを片手に、談笑するのが精一杯で
お祝いの席でも、ビジネスの席でも
食事はわりと余って、誰も手を付けないので
途中から、スタッフの方たちが
小皿にとりわけて、各テーブルなどに配っていくイメージだったのですけど
それはもう、みなさん
食べるよー!飲むよーー!って感じで
そもそも、私は完全なる部外者であって
絵なんて描いたこともないので
先生のテーブルのみなさんに
ビールをついだり、お料理をとってくる係をやらせていただくつもりだったのですけど
ビールをつごうと、手に持ったら最後
皆さんがお持ちになるお料理で、ビールを置く場所がすぐなくなる。
・・・くらいに、次々とお料理をとってこられて
どんどん召し上がるので
ついに、一度も料理を取に行きませんでした。
いやはや、みなさん本当にお元気で
生涯現役で、画家として作品を生み出して
もちろん、健康第一!
結構~脂っこいものも、がっつり召し上がる。
やっぱり、元気な方は
しっかり食べられるんですね。
うちのお客さんと話していても
「食べられなくなったら終わり」
「食事が楽しくなくなったり、食べようという意欲がなくなったらダメよ!」
「歳をとったら、お肉もちゃんと食べないとだめなのよ」
等々、やはりお元気でパワフルな方は
食欲も衰えていない。
美味しいお店があると聞けば、食べに出かけたり
ランチでもディナーでも、ご家族やお友達と常にプランを立てておられて
食べよう!という意欲がおありなのです。
普段、ほとんど男性と接さないし
息子もいないし
男性と食事するといっても半分仕事以外ではない私としては
身内以外の男性が、どういう感じなのか
想像もつかなかったのですけど
久々に
「やっぱり、男性はよく食べるんだなーー!」
と、感心してしまった機会となり
それが、アクティブシニアのみなさんなだけに
尊敬もひとしおです。
元気な人はよく食べる。
肝に銘じておこうと思います。